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行事の報告

令和3年 初午祭のご報告

波切不動寺の初午祭では、家内安全、五穀豊穣、厄払いなどを祈願します。

初午祭当日は、午後7時よりお堂に集まり、大般若経転読会を催し、信者の皆さまと一緒に、稲荷大明神さまを拝みました。

大般若経全600巻を、扇を広げるようにして経本を空中にかざしながら読誦します。

この転読の際におこる風(梵風ぼんぷう)にあたると、無病息災や諸願成就にご利益があるといわれております。

当寺では、初午の時だけ、住職より皆さまに特別な富の木「験 (しるし) の杉」を3,000円にてお渡ししております。

きさらぎやけふ初午のしるしとて稲荷の杉はもとつ葉もなし

験の杉のいわれは、平安時代に遡ります。

「初午に参詣した人たちが、しるしとして杉の枝を取っていくものだから、この日の稲荷山の杉は葉がなくなってしまった」と、藤原光俊が歌っています。
平安時代には、お稲荷さんで初午詣をした証(あかし)に、「しるしの杉」をいただいて帰路につくのが習わしでした。

これにちなみ、毎年当寺では参拝にいらした信者に富の木(験の杉)をお配りしていました。コロナ禍の令和3年度については、事前予約いただいた方にお配りをすることにしております。

※「富の木」は、お店、会社、事務所、自宅にお祀りをするとよろしいでしょう。
お申し込みくださった方には、順次着払い発送にてお届けしております。お手元に届くまでお待ちくださいますよう、お願い申し上げます。

波切不動寺では、毎月第1の【午の日】をお稲成 (荷)さんのご縁日とし、夜7時から「稲成大明神供」を厳修しておりました。
令和3年の3月からは、第2日曜護摩の前にお稲荷さんを拝みます
この稲荷供の「大般若転読会」にて、多くの皆さんに、転読の際におこる風(梵風ぼんぷう)にあたって、無病息災のご利益にあずかっていただければと考えております。

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