行事の報告
毎月28日はお不動さまのご縁日です。
4月28日の不動護摩は、新型コロナ感染防止を考慮して密を避け、本堂の前に護摩壇を設えました。
本堂落慶法要のときに立てた角塔婆を背に、矜羯羅童子(こんがらどうじ)と制多迦童子(せいたかどうじ)を脇侍に従えた不動明王像をお祀りしました。
角塔婆とは、皆さんがお参りにいらっしゃるときにいつも目にしている、お堂の前にそびえ立つ木でできた塔です。お地蔵さんの前のお塔婆や五輪塔と同じく、ここには空(宝珠型)、風(半球形)、火(三角形)、水(円形)、地(方形)の5つの要素がかたどられ、梵字と開眼した年月日が記されています。
この角塔婆と本堂のご本尊は、延長線上に結びつくよう配置されているのです。
「お寺ではこれまでにも柴燈護摩などを、屋外で修してまいりました。
外で護摩を焚くと、有象無象なものが集まってくるため、火がとても暴れます。
ただし、とてもご利益のある行いになるので、これからも外で護摩供養をしていこうと考えています。
ネガティブに考えるとコロナの渦に巻き込まれて、どんどん悪い方に進んでしまいます。
仏さまに手を合わせ、大難が小難、小難が無難になるよう、お祈りします。
お不動さまの護摩の火を、動画と写真でご覧いただいて、皆さまのうちなるポジティブなエネルギーを増幅してください。合掌」