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行事の報告

令和3年 秋彼岸供養会のご報告

暑さ寒さも彼岸までといわれるように、過ごしやすい時期になってまいりました。
当寺の秋彼岸 みちびき地蔵供養会法要のもようをご報告いたします。

お塔婆とは

お塔婆は、お釈迦様さまの遺骨を納めたストゥーパ (卒塔婆) が原型となっています。お釈迦さまを慕う人たちはストゥーパそのものをお釈迦さまと考えて、インド各地に建てていきます。やがてストゥーパは人々の信仰のよりどころとなります。その後ストゥーパは中国、日本に伝わって、三重塔や五重塔などに変化していきます。真言宗では五輪塔が考案され、そこから平たく長い木の板で形作られたお塔婆が普及しました。

お塔婆は仏さまです

お塔婆には、大日如来をあらわす梵字が書かれています。梵字を書いただけでは、お塔婆は仏さまにはなりません。
「仏作って、魂入れず」です。お寺では、お塔婆開眼のときにお不動さまの護摩行を修して、お塔婆へ魂を迎え入れます。そしてご先祖さまの名前を記したお塔婆を、お地蔵さまの前に建立します。
お塔婆を建てた施主は、無料の福徳を積むこととなります。先祖や亡くなった人の恩に報い、感謝の心を持つことが、追善供養です。
ご先祖が仏さまの国で安らかに過ごせるよう、現世で生きるわたしたちを見守っていただくために、お塔婆を建立しましょう。

たとえるなら、お塔婆は座布団のようなものです。
座布団が敷いてあれば、客人として招かれていることがわかります。
お寺にお塔婆という座布団が敷いていれば、
先祖は来やすくなり、お経も聞いてくつろげます。
成仏できないで苦しんでいた先祖も、お経を聞かせると死を受け入れてくれます。
塔婆供養を春盆秋の年3回してあげると、先祖はだんだん位が上がって、明るい場所にのぼっていきます。
先祖が力のある守護霊になれれば、現世を生きる子孫を守ってくださいます。
先祖供養を積み重ねていくと、その家はだんだん明るくなっていきます。
トラブルが起こらない、病気を早期発見できる、運がよくなっていく。
供養は開運の一歩なのです

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