行事の報告
5月の最終週に、波切不動寺の住職と行者で立里荒神さんと高野山に行ってまいりました。
お大師さまは高野山を開山するにあたり、板の上に三宝荒神を描いて本尊とし、17日間荒神供を修行したと「荒神ヶ岳鎮座三宝大荒神略縁起」に記されています。
土水火は、私たちが生きていくうえで、必ず必要です。この3つの宝に失礼をすると、土水火が怒り、さまざまなことが起こります。家を建てるとき、新しい仕事や商売をはじめるときには荒神さんを拝みます。
木を切る。木も生きています。自分の腕より太い木を切る時にはよほど気を付けなければなりません。
火、キャンプが流行っていますがこれも土の障りとなることがあります。直火の焚火は土を傷めます。キャンプ場でのルールに従って楽しんでください。
水、限りある資源です。水に恵まれていることをよくよく感謝して使ってください。
鳥居が続く参道の石段を登り、途中右手に摂社の五社神社が見えてきます。石段を上がりきると荒神社です。
波切不動寺一行が泊まった宿坊は高野山大師教会の向かい側にある「釈迦文院」。宿から総本山金剛峯寺までは5分とかからず、非常によい場所でした。
波切不動寺では毎月不動縁日の後に「荒神供」を修しております。
どなたさまでも参座可能です。
荒神ヶ岳: 摂社（五社神社）祭神、天照皇大神、大山祗命、保食神、市杵島姫命、素盞雄命
