波切不動寺の仏さま
当寺は弘法大師さまの御教えを基盤に活動している真言宗のお寺です。
来るものは拒まず、去るものは追わずのお寺で門を広く開けて、苦しみを抱えた人々をお救いしたい一心で、朝から晩まで修行に励んでいます。
よくならないのは行者の修行不足と受け止め、己に厳しく人にやさしくをモットーに日々精進を重ねております。
波切不動寺の仏さま
お不動さまを中心に左に地蔵菩薩、右に観音菩薩が支えています。
底辺部から天部の御仏、大黒天、三寶荒神、弁財天、稲荷明神が従い、お大師さまがすべての仏さま方を統括しています。
この形が当寺の信仰の基盤となっております。
波切不動明王の由来
弘法大師 空海が唐から日本への帰路に嵐に遭遇した際に、船の中で彫り上げた不動明王に祈願したところ荒波が鎮まり、無事に帰国大師をお救いになったという伝承がございます。
波切不動明王は航海の安全祈願だけでなく、聞き入れてくださった諸願を「早く」伝えてくださる仏さまです。
さらに当寺のお不動さまは立ち姿をしており、祈願の結実を待てないという衆生の願いに応えてくださいます。