よくあるご質問
お問い合わせの多い質問をまとめました
お作法やお布施など、不明な部分を記載しております。波切不動寺へはじめて参拝にいらっしゃる方の、一助になればと思います。
- 波切不動寺ではお葬式をしていますか?
- 基本的にはいたしません。波切不動寺の信者、以前にご葬儀を波切不動寺でされた方にはしております。
- なぜ法螺貝や太鼓を鳴らすのでしょう?
- 以下の理由がございます。
- 魔を祓うため(護摩壇に魔が入らないようにするため)
- 仏さまをお招きするため
- 仏さまを喜ばせるため(楽しいリズム、力強いリズムで仏さまをウキウキさせる)
- 護摩の火にあたると、どんな「いいこと」があるのでしょうか?
- 皆さんは多かれ少なかれ、汚れ、穢れをお持ちです。
目に見える汚れ、穢れならば体を洗ったり、服を洗濯したりで落とせますが、心に張り付いた汚れ、穢れはなかなか取り除けません。これが積もり積もると、イライラ、怒り、不安、不眠などに変わり、精神的に不安定になります。 護摩は、こういった心の穢れを取り除いてくれます。
護摩の火(お不動さまのエネルギー)にあたった人は、その体にお不動さまの気が付着します。すると邪悪な物(者)が近づけなくなります。つまり、邪気から身を守ってもらえます。
何度も護摩の火にあたっていると、自分の内にあった邪気、罪、穢れがおもてに露出してきます。これを悪いことが起こったと勘違いされる人がいますが、実は好転現象です。腐った食べ物がめいっぱい詰め込まれている冷蔵庫を思い浮かべてください。悪い物を出していかないと、良い物は入れられません。
護摩の火に何度もあたっていると、病気が治ってしまった、病気を早く発見できたなど、多くの実例が報告されています。
護摩の火に何度もあたっていると、心に大きな変化が起こってきます。これまで陰的(ネガティブ)に考えがちだった思考が、陽的(ポジティブ)に変わっていくなど、さまざまな例が報告されています。 - 波切不動寺にお休みはありますか?
- 基本的にはありませんが、地方への法会や講などがある時は留守になります。
- お堂に入る前に済ませておくことを教えてください。
- お手洗いを済ませておく(護摩の最中に動くと仏さまに失礼、参座の人に迷惑です)。
お堂に入ってからのお作法を以下に記載します。- ご本尊さまの正面の経机の前に座り一礼
- 御宝前を供える (お布施、お賽銭は「布施波羅蜜」といって修行です)
- 焼香をする (仏法僧に供養)
- 手を合わせ、心の中で本尊さまに自分を名乗り、感謝とお願い事をする
- 勤行次第を見てお勤めをする
- 毎回、護摩木と先祖札は購入した方が良いのでしょうか?
- その方のお気持ちです。お不動さまにお願い事を聞き届けていただくための護摩木です。
願いがなければ書かなくて良いでしょう。先祖札も同じです。先祖の名前を読み上げることが供養なのです。その後、水塔婆を外のお地蔵さまの前に立てて、毎朝お経を聞かせてやり、迷いの世界から脱出させてあげることが、大きな供養になります。 - お守りの扱い方について教えてください。
- お守りは、神仏のお力やご利益を授かるために持つものです。常に身近に持ち歩くことをおすすめします。
交通安全守りや、心願成就必など、目的に合った神仏のお力が宿っています。お守りやお札は1年毎にお寺に返し、新しくすると最大のご利益を得られます。 - お布施はいくらぐらい用意をすればいいのですか?
- いくらという決まりはありません。
その方の気持ちと、収入に見合った金額でしょう。つまり、月給が10万円の人が1万円のお布施をしたら多すぎますが、100万円の人が3,000円のお布施だったら少なすぎます。バランスを考えてお布施をしてください。 - なぜ波切不動寺は仏さまの他に、神さまもお祀りしているのですか?
- 波切不動寺は密教寺院です。
密教では仏さまの他に、まず氏神さまを拝みます。次に住職の生まれたとき守護してくださった産土神さま、また山や滝などで修行するときは、その場所に御鎮座されている山の神、川の上、お滝場の神を拝みます。密教は修験道とも云われております。
ちなみに波切不動寺には、下記の9つの神さまをお祀りし、毎朝祝詞を奏上しています。
- 聖翠住職の産土神の鹿島神宮さま
- 初めに波切不動寺を開山した場所の氏神の息栖神社さま
- 初めに波切不動寺を開山した地域の神の愛宕神社さま
- 聖翠住職が修行した山形県の湯殿山神社さま
- 聖翠住職が易鑑定を始められた地域の神、笠間稲荷神社さま
- 聖翠住職が得度した京都醍醐寺の地域の神、伏見稲荷神社さま
- 聖翠住職は御嶽山で修行しました。そこで御岳神社・新滝の竜神神社さま
- 聖翠住職は高野山の奥宮、立里神社に寺建立の祈願をしました。そこで立里荒神神社さま
- 宗教や宗派が違っても、参拝に行って良いのでしょうか? 先祖に怒られませんか?
- 宗教や宗派は人間が都合よく作ったもので、お葬式の時に○○宗○○派と区別しているだけのことだと思います。住職の聖翠は真言宗御室派です。山主の勝学先生は真言宗醍醐派です。また跡取りの祥泉さんも真言宗醍醐派です。
宗教や宗派にとらわれることなく、御縁のある心から手を合わせられる御仏さまがよいのではないでしょうか。
宗教、宗派が違うと言って、先祖さまが怒ってあの世か出てきますか? 怒って私たちにお罰を与えますか?
そんなことはないと思います。むしろ一生懸命手を合わせ、ご供養してあげることが大切ではないでしょうか。 - 何回くらいお参りに行ったら、願いは叶うのでしょうか?
- 何回お参りをしたら願いが叶うなど、わかりません。
お願いをする人の因縁が大きければ時間がかかるでしょう。またその人の熱心さ、誠実さ、疑いない心などが、仏さまを動かす要因になるのでは。
手を合わせて一生懸命、仏さまにお願いをする。住職も一生懸命祈る。それを仏さまが見ていて、動いてくださるのではないでしょうか。
とにかく回数や時間を気にしないで、願いを叶えていただきたいと、真摯な気持ちで祈ることだと思います。